NetHack Page
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NetHackとは

NetHack は、UNIX のコマンドでもあった rogue の直系の子孫にあたる、コンピュータ・ロールプレイング・ゲーム。 RPG といえばドラクエや FF のようなゲームを連想するかもしれないが、NetHack はそれらに比べてかなり異質なゲームである。

固定されたマップがない。
マップはゲームのたびに生成される。
死んだらそれっきり。
セーブ機能はあるが、ロードするとセーブファイルが消えてしまう。死んでしまった後にセーブポイントから再開できない。
戦闘モードがない。
モンスターもプレイヤー同様地下迷宮を徘徊しており、互いに近付いて武器を使用することによって戦闘が行われる。だから戦闘モードは存在しない。
疑似リアルタイム。
プレイヤーの動作ひとつひとつに対応して、周囲のモンスターがひとつひとつ動作する。操作しなければ時間経過はゼロ。
表示はすべて文字。
プレイヤー自身の '@' を筆頭に、すべてのモンスター、アイテム、マップを文字だけで表示する。Version 3.2 になって、グラフィックを利用したタイルモードができた。
豊富なコマンド。
飲む、浸す、拭く、手に持つ、着る、脱ぐ、書く、読む、投げる、拾う、捨てる、指輪を填める、外す、道具を使用する、探す、呪文を唱える、杖を振る、扉を開ける、扉を閉める、蓋を開ける、蹴る、ジャンプする、休む、などがある。
柔軟なコマンド体系。
対象物を必要とするコマンドは、すべてのアイテムに適用できる。例えば「手に持つ」コマンドは普通武器を装備するためのコマンドだが、どんなアイテムも手に持つことができる。つまり、どんなアイテムでも武器として使用できる。もちろんそれなりのダメージしか出ない。
多彩なモンスター
種族だけで50種類以上、全部で80種はいると思われるが、全容は明らかになっていない。

ちなみに、「トルネコの大冒険」は rogue を移植したものである。トルネコを知っていれば NetHack に馴染むのも楽なはずだ。


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