DoT は necro の得意技の一つだ。 一度にダメージを与える DD とは違い、 DoT は長時間(30秒〜2分)に渡って少しずつダメージを与え続ける。 また、タイプの違う DoT は重ねて入れることができ、また mana cost も若干有利なため、同じ時間内ならば、より大きなダメージを与えることができる。
DD は一発で大きなダメージを入れるため、hate を稼ぎやすい欠点がある。 tank の hate が足りないと、DD を入れた caster に mob が貼りついてしまうこともある。 そこで一般的には、DD は最後のとどめとして使われることが多い。 一方 DoT は 1tick あたりのダメージ量は少なく、適切に調整すれば tank taunt を越えないようにすることができる。 ただし、DoT によっていったん hate が上がり過ぎてしまうと、剥すのがより困難になる。 通常の attack とは違い、DoT は効果時間が切れるまでダメージを与え続けてしまうからだ。
spell には重ね合わせの制限があって、場合によって cast が無効になったり、上書きされて消されたりする。 特に DoT は効果時間の長い spell なので、重ね合わせは重要な問題になる。
spell の上書き/無効判定は、まず caster のレベルから判定される。 後から cast するプレイヤーのレベルが、前に cast したプレイヤーより低い場合、 cast はすべて hold する。 プレイヤーレベルが同じか高い場合は、前の effect はその場で消え、後から入れた effect が効果を発揮し始める。
レベルが同じプレイヤー同士の場合は、spell のレベルが比較される。 これは自分自身が同系統の spell を cast する場合も同じだ。 すなわち、同じレベルかより高い spell ならば、低いレベルの spell を上書きする。 注意すべき点は、プレイヤーのレベルが高ければ、spell のレベルが低くても上書きできることだ。
具体的な例を挙げてみよう。 同じレベルの2人の necro が darkness を使って snare するとき、 2人は 交互にいつでも spell を重ねることができる。 効果時間は最後に入れた時点から、spell の有効時間一杯までとなる。 もし A のレベルが上ならば、B は先に cast することはできるが、A の spell が入ったら、二度と上書きすることができない。 2人で snare keep するのはちょっと難しいということになる。
solo しているとき、レベルの違う darkness を使う場合を考えてみよう。 低いレベルの darkness で snare pull しておき、後で高いレベルの darkness を入れる。 すると、もう低いレベルの darkness を重ねることはできなくなる。 高いレベルの darkness が切れるまで待つか、同じ高いレベルの darkness を入れ続けるしかないのだ。
重ね合わせは、necro 同士でなくても、同じ系統の spell を持つ他の class でも問題になる。 特に poison や disease 系はダメージ効率が高いがゆえ、shaman や druid と衝突しやすい。
necro の DoT には7つの系統がある。 7つの系統はすべて stack することができる (一部例外あり。Splurt 参照)。
ダメージと同時に snare できるという非常に有用な DoT。 solo には欠かせない。 snare 性能はそれほどよくない(有効時間が非常に短い)ので、 時間管理をしっかりやらないと死ぬことになるので注意。 レベルが高くなるとダメージレートが上がるが、resi の確率も高く、mana も食う。 もっともバランスがよいのが Dooming Darkness で、50+ でもメインはこれ。 Engulfing Darkness は有効時間が長いが、snare 40% では逃げ切れない。
lvl | spell | mana | dmg | time | effect |
4 | ![]() |
20 | 30 | 36 | snare30% |
12 | ![]() |
60 | 110 | 120 | snare40% |
29 | ![]() |
120 | 300 | 90 | snare60% |
49 | ![]() |
300 | 1152 | 90 | snare60% |
59 | ![]() |
400 | 1599 | 78 | snare70% |
63 | ![]() |
200 | 1400 | 120 | snare75% |
血を沸騰させる fire 系の DoT。 非常に mana 効率がいいが、時間が長いのが難点。
lvl | spell | mana | dmg | time |
12 | ![]() |
72 | 170 | 60 |
29 | ![]() |
150 | 504 | 126 |
49 | ![]() |
250 | 1176 | 126 |
58 | ![]() |
400 | 1998 | 108 |
60 | ![]() |
450 | 2349 | 54 |
相手の HP を奪い、自分の HP を回復させる DoT。 necro には、DD タイプの lifetap spell も充実していて、状況に応じて使い分けることができる。 DoT タイプは、DD より HP 回復量が多く、medi 時間を長く取りたい場合に有効で、heal work(necro の場合 HP trans)や HP → mana 変換などと組み合わせる場合にも便利だ。
DD タイプもそうだが、Lifetap は resi されにくい。 dmg/mana 効率はさほど高くない。
lvl | spell | mana | dmg | time |
12 | ![]() |
72 | 72 | 54 |
29 | ![]() |
144 | 200 | 54 |
49 | ![]() |
360 | 720 | 54 |
57 | ![]() |
495 | 1098 | 54 |
62 | ![]() |
550 | 1200 | 60 |
debuff とセットになった disease ベースの DoT。 effect の分 mana 効率が落ちるのは致し方ない。
lvl | spell | mana | dmg | time | effect |
16 | ![]() |
80 | 144 | 72 | STR-20 AC-17 |
44 | ![]() |
210 | 690 | 60 | STR-40 AC-18 |
56 | ![]() |
250 | 1000 | 60 | STR-50 AC-21 |
Splurt はどの系統にも属さない magic base の DoT だ。 その特徴は、1tick あたりのダメージが一定ではなく、徐々に増えていくということだ。 96sec のうち、前半では少しのダメージしか与えないが、後半になると大量のダメージが入り始める。 Splurt の利点は damage taunt が押えられるということだ。 Splurt が大ダメージを与え始めるころには、tank が十分に hate を稼いでいるはずだからだ。 また、1600dmg/237mana という高効率もすばらしい。 事実、necro の DoT の中では最高効率である。
欠点は、なんといっても効果時間だ。 96sec は比較的短い部類だが、最大ダメージは最後に与えられるため、 96sec 以上かかるターゲットにしか使えない(もったいない)のである。
もうひとつ、Splurt は cast 時に debuff 系との stack check がある。 Splurt → Asystole の順だと、hold して Asystole が入らない。 また Cassetion of Cor → Splurt の順だと、Splurt が hold してしまう。 それぞれ逆に入れれば、stack してダメージも最後まで入るようだ。
lvl | spell | mana | dmg | time |
51 | ![]() |
237 | ?1600 | 96 |
非常に性能がいいが、難点もある。 まず shaman が同じ DoT をより低いレベルから使えるということ。 他に使えるプレイヤーがいるなら、任せておいたほうがいい。 第2に、初期ダメージがいくらかあることだ。 初期ダメージがある DoT は、それだけ hate を上げやすいし、root が外れるリスクも増す。
lvl | spell | mana | dmg | time | init |
39 | ![]() |
170 | 544 | 132 | 40dmg |
52 | ![]() |
300 | 1215 | 126 | 60dmg |
61 | ![]() |
425 | 2640 | 126 | 60dmg |
非常に dmg/mana 効率がいいが、 Disease 同様 shaman が持っていることと初期ダメージがあるという難点を持つ。 Chilling Embrace には初期ダメージがないことになっているが、 持っていない spell なので確認できない。
lvl | spell | mana | dmg | time | init |
4 | ![]() |
30 | 41 | 42 | 6dmg |
34 | ![]() |
160 | 453 | 42 | 40dmg |
39 | ![]() |
200 | 600 | 90 | ?dmg |
51 | ![]() |
320 | 1132 | 42 | 110dmg |
65 | ![]() |
500 | 2345 | 42 | ?dmg |